続報:喇叭書院

先日の記事で日本の映画「スウィングガールズ」が香港ではタイトルが「喇叭書院」となって
いたことを書きました。私はこの時、非常に違和感を覚えました。というのは「ガールズ」と
言う言葉がみんなを引き付けるのにタイトルからその言葉が外されている、これは大衆心理を
無視したネーミングなのではないかと感じていました。本日Rッキーに聞いて分かった真実、
それは…。

実は、香港には既に「喇叭(ラッパ)書院(学校→高校)」という言葉があったそうです。
語源は「喇沙書院(ラサール高校)」。日本のラサールと同様、超名門校です。ところが
他の名門校の生徒達は「喇沙」をわざと「喇叭」と呼んでいました。丁度、日本の早稲田と
慶應が「バカダ」「低脳」と呼び合っているのと同様です。つまり「喇叭書院」は香港
ラサール高校についたあだ名だったのです。参考まで
http://www.lasalle.edu.hk/
ちなみに広東語では
「トランペット」→「喇叭」
「サクスフォン」→「色士風」
「キーボード」→「琴」
「ドラムス」→「鼓」
だそうです。その他は「ギター」→「吉他」、「ピアノ」→「鋼琴」、「バイオリン」→
「小提琴」、チェロ→「大提琴」…。