第3話

依萍は如萍の行為を受け取ることが出来ない。そんな折、書桓と杜飛は仕事で92歳の老婦人を取材
するよう指示を受け、如萍を連れて行くことになる。呆けた老婦人の言葉が愛猫を探しているのだ
と気づくと書桓は体を張って雨どいに填った猫を助けに行く。
一方陸振華の食卓。振華は心残りの依萍を家に連れてくるよう尓豪に指示する。が頑な態度の依萍
を尓豪は連れて帰ることが出来ない。帰宅した依萍を待っていたのは、近所の洗濯の手伝いで
小遣いを稼ぎ食事もとらず病気を悪化させている母親だった。依萍は歌手として働く決意をするが
母文佩は歌手から堕落して売春婦となった人を沢山知っているため反対する。「どうしても行く
なら私を殺してからにしなさい」と言われた依萍はそんな仕事はしないと母に言う。
陸家では雪琴が如萍のために服を買ってきていた。尓豪の同僚の書桓の気を引かせるつもりだ。
書桓・杜飛たちと遊びに出かけた如萍。如萍に気のある杜飛の思惑と裏腹に、書桓と如萍のツー
ショットの写真ばかり撮ってしまう杜飛であった。
一方、文佩と依萍の家への来客は父陸振華の副官として働いていた李副官であった。聞けば娘可雲
が発作を起こして人に怪我をさせてしまい、支払う医療費がないと言う。心配して様子を見に来た
依萍が目撃したのは、子を失ってしまったショックで気が狂ってしまった可雲の変わり果てた
姿だった。彼女は自分の子と思い、周りにいた人たちの幼子を取り上げてしまった。