五嶋龍コンサート

龍くん&節さん

行ってきました、五嶋龍君のコンサート。曲は帕格尼尼小堤琴協奏曲一番。
パガニーニのバイオリンコンチェルト1番)感想は、一言で言うと彼自身が
パガニーニのようでした。自由奔放で演奏を楽しんでいる感じ。曲に忠実で
作曲者の意図を巧みに表現しようとするみどりさんの演奏とは対照的でした。
まず1楽章のカデンツァ部分。大抵、ソーレ作のカデンツァを一部省略したり
して演奏するのが殆どだったと思いますが、今回のカデンツァは今まで聴いたこと
ないバージョン、恐らく五嶋龍くんのオリジナル。3楽章も通常省略する、オケの
ピチカートの上でバイオリンソロが展開する部分をしっかり演奏。ところどころの
連符の部分では通常リズムにタメを作るのと違うところにタメを作ったり、とにかく
他の人の演奏と全く違う。あ、重音とか倍音の技術は完璧でした。
アンコール2曲もパガニーニ風の旋律でも聴いたことない曲、おそらく五嶋龍くん自身の
作曲、もしかしたら即興かもです。左手でピチカートやりながら右で弓を引く…。
パガニーニが「俺様にしか弾けない曲」なら、五嶋龍くんはパガニーニの再来?
休憩の後のブラ1は眠かったです…香港フィルじゃなくてシンフォネッタだったのね…
金管が好惨でした。
おまけ
演奏後のサイン会で、お母様節さんがキレまくり。11時にコンサートホール閉まるって言うのに
サインが終わりそうにない大行列、しかも香港人の手際が悪くて帰りの送迎もなんか手違いが
あったようだ。ゲストで来てるコンマスの人がロビーにいるのに、誰も見向きもしない。