三聯書店

中環にある地元の本屋。じつは、私は香港の地元の本屋が好きなんです。中文読める
のかって?いえいえまだ初心者ですが、でも香港地元の本屋に行くと日本人が見えて
ない色々な香港が見えてくるんです。
①学習参考書
こんなの見るやついないと思うから、敢えて書きます。香港の小学校6年生数学は、既に
ルートの計算をしてます。大丈夫か日本のゆとり教育?もちろん小学生で英語を習っていて
小学校6年生のテキストのレベルは恐らく日本の中学校3年生レベル(推定)。リーディング
がそのレベルだとしても、リスニング・スピーキングはもっと上を行っている事が予想される。
②日本の人気
平積みコーナーにて。人気書籍の中で人気が目立つのは「1リットルの涙」「白い巨塔」、
そして「ダーリンは外国人」と、日本で人気があったドラマや小説、漫画など。よくよく
見ると、中文に翻訳しているものの多くは台湾にて翻訳されたものらしい…読むと、もちろん
繁体字でかかれていますが、中に清音*1が混じってます。平積みコーナー以外にも、宮部みゆき
東野圭吾など人気作家のものは翻訳されているものが多い。っていうか、ここで初めて
知ったんですが、台湾で「白い巨塔」リメイクされてんじゃん!!!しかも主演言承旭
(ジェリー)じゃないか、唐沢先生の威厳はどこへ???
③歴史モノ
大陸からの影響が最近多いのか、「日本は如何にして中国を侵略したか」みたいな本が多い。
でも中には「清朝末期」について書かれた本もあり、日本だけでなく欧米列強に次々食い物
にされる清朝の堕落について書いた本も…この辺香港は洗脳中国大陸と異なり、フェアーだな。
④語学モノ
日本語のテキストが面白い。私が香港に赴任した時「今すぐ使える広東語」という本を買った
のですが、これが使えないものばかり。当時雇ったアシスタントに「そんな言い方しないよ」
って一蹴される言葉が多かったんです。ところが、香港人が書いた日本語のテキストなら
どうでしょうか?日本語がぎごちなくても対応する広東語は完璧のハズ。立ち読みするだけで
じゅうぶんフレーズを覚えられる。さて、おまけで日本の地下鉄の駅名リストなんか載ってたり
して。しかも横浜市営地下鉄香港人、日本に旅行行ってセンター北とか行くのか?何しに?
フットサルかな…ありえん…。

*1:台湾独特の発音記号