美容師Aさん宅水没

久しぶりに髪を切りに行ってきました。不精なので伸びるまで行かないので。いつも
お世話になっている美容師Aさんに「ネタないっすか?」と訊いたところ、自宅が
水没した話
をしてくれました。

朝5時ごろ、ルームメートの住む隣室で爆発音が聞こえたので目が覚めた。様子を見に行こう
としてベッドから降りると、足元が冷たい…っていうか、一面が水浸しになってモノが浮いて
いる状態になっていた。一体何が起きたんだか分からなかったが、トイレの給水部分が壊れて
それが他の部屋にも一面広がっているのだと判明。今朝の爆発は水浸しになった隣室で、
コンセントのプラグ部分も水没し、漏電して爆発音がしたものと判明した。慌ててセキュリティ
を呼ぶと「これは思いっきりエマージングな状態ですので…」と言われてしまった。暫くして
バキューム機が到着、水を吸い取ってくれて一件落着。しかしここからが悲劇の始まりだった。
水を吸ったといっても水浸しになったものは元に戻らない。しかも香港のトイレの水は海水を
使用しているので、塩水に使ったハンドバックなどはシミが付いて使い物にならない。携帯も
完全にいかれてしまったし、パソコンもつなげない状態になった。旧正月前の忙しい時なのに
大家から「部屋を掃除するので急いで引っ越して欲しい」と言われ立ち退き同然の慌しさで
部屋を引き払い、暫くすると「元に戻したからすぐ戻れ」とまた立ち退き並みの緊急事態で
元の部屋に戻った。だが、未だに元に戻っていないモノも多く、パソコンもまだネットに
つなげない状態が続いている…。

日本ではトイレやキッチンには排水溝が必ず付いていますが、香港では築年数が経つ度に
改造され、排水溝がふさがれているケースが多いそうです。そんな家では漏れた水が流れず
今回の悲劇のような事態を起こしてしまうそうです。家帰って早速排水溝をチェックして
しまいました…。