第10話

書桓は依萍とともに病状の良くならない可雲を精神病院に連れて行く。医師の診断によると被害
妄想狂で、通常の症状は原因となっている部分の記憶の欠落となるため、亡くなった子の父親が
原因ではないかと判断された。治療を嫌がる可雲の症状は耐え難く、一行は治療を諦めて家に
連れて帰る。帰宅後、医師の言葉が気にかかる依萍は父親が誰か李夫人に問い詰めるが答えない。
書桓は出社し、依萍が可雲に付き添うことになる。出社した書桓は尓豪とケンカになりそうだった
が杜飛が仲裁し、お互いの彼女を連れて会うことを提案する。
如萍を訪れた杜飛。「プレゼントがある」と果物を手渡すと「僕が探していた『果』が見つから
なかった、君の名前が付いた『果』なんだけど…」「如果(=もし)僕が君だったら」という話を
して如萍を励ます。その後、展示物の手伝いをしていた杜飛は落下時に釘を尻に刺してしまい、
医務室に行く羽目になる。
帰宅した如萍に夢萍は「なぜ書桓が送ってくれないの?依萍に彼氏取られたの?お姉ちゃんの
ツテで知り合ったのに?」と詰め寄られ、思わず「違うの、あの二人はもともと大上海で知り
合っていたの」と口を滑らしてしまう。後日夢萍は一人で大上海を訪れ看板の白玫瑰が依萍である
ことに気づき、父の陸振華に告げ口する。激怒した陸振華は直ちに文佩を訪れ娘の管理がなって
いないとなじり、その後大上海を訪れる。