第7話

羅夫人の猫を探す記事を読んだ読者が似た猫や違う動物まで新聞社に届けたため、一時動物園状態
になるが、最後に届けられた猫は本物で杜飛は如萍と羅夫人宅に届けに行く。感謝した羅夫人は
呆けており、如萍を「喜宝」杜飛を「坤生」と呼び、恋人と思われた杜飛は喜ぶが如萍は戸惑う。
書桓は昨夜の出来事で依萍の環境を悟っていて、依萍に和解を提案するが依萍は妥協しない。二人
で夕日を見ているとき、依萍は書桓が何故穏やかな顔なのか疑問に思う。書桓は新聞社に勤めて
人間の汚い部分を良く見るようになり、今は人間の温情を信じるからと答える。依萍を送る時、
書桓は秦五爺の取材を終えており、「依萍のために」大上海に足を運ぶと言うと依萍は動揺する。
大上海前では李副官が客取りで同業者ともめていた。駆けつけた書桓が助け、秦五爺は李副官を
丁重に扱うよう指示する。李副官と書桓は知り合い、以降書桓が依萍の送迎をすることになる。
明くる日書桓は突然依萍を挨拶に訪ねるので依萍も文佩も動揺してしまう。その後家を出た二人は
李副官宅に向かうが、そこで二人が目にしたのは病気の治っていない可雲だった。書桓は名医を
紹介することを約束する。書桓は情の深い依萍に惹かれる。
その頃陸振華は今度は如萍にお金を届けるように指示していた。如萍はお金を届け、父の気持を
受け取るように説得するが依萍は拒否する。如萍は無理にお金を置いて立ち去る。
再び陸宅。書桓と杜飛が招かれ、先日の如萍の誕生日の写真を見て盛り上がっていた。そこに依萍
がお金を返しに現れる。陸振華は自分の娘として依萍を書桓と杜飛に紹介する。依萍は皆の前で
「私はもはやあなたの娘ではない」と言う。