第2話

生活費の補助に200ドルを要求した依萍に、雪琴はそんなお金はないという。依萍は陸家が
裕福な生活を送っているのに、自分と母親が貧しい暮らしをしている矛盾を指摘し、しまいには
自分があなたの子として生まれてくるべきじゃなかったと言うと振華は感情を抑えられなくなり
馬鞭で依萍を打つ。やがて我に返った振華は後悔して依萍に200ドルを渡そうとするが、依萍は
自分が受けた屈辱を許すことが出来ずにお金を受け取らず、恨みを憶えて陸家を出る。
陸家を出た依萍と鉢合わせた書桓は、傷だらけの彼女を自分のうちに連れて帰り、気遣う。依萍の
事を知りたがる書桓に依萍は答えず、書桓が陸家と仲の良いということに腹を立てて出て行って
しまう。帰宅した傷だらけの依萍を見て依萍の母・文佩は事態を悟り深く悲しむ。依萍は仕事を
始める決意をする。
就職活動を始めた依萍だが、学も経験も資格もないため難航していた。そんな時大上海の支配人
秦五爺は試しに歌わせた依萍の歌声を気に入り歌手として働くことを提案するが、依萍は拒否する。
工面に困った依萍は、親友の方瑜を訪ねるが思ったほどは集まらない。一方、如萍はこっそり
お金や自分の靴を届けに来るが、帰宅した依萍は頑なに拒否する。