ここはどこ?

言語として、普通語よりも広東語のほうが日本語に近いと思うことが多々あります。例えば、
日本語の「はい」は広東語の「係」と殆ど同じように使えます。昨日TVを観て、懐かしい
アラレちゃんをやっていたのですが、「ここはどこだ?」が「ニド(=ここ)ハイ ビンド
(=どこ)ア?」と言っていました。普通語では、「我在那里?」、直訳すると「私はどこに
居るの?」で英語の「Where am I?」と近いです。文法とか物の考え方、捕らえ方が言葉に
影響する局面では、普通語より広東語のほうが日本に近いと思いました。
余談ですが、先日出張にいらしたU野さんは日本で広東語を習っていたようです。これからは
普通語のほうが普及する時代だと思っていらっしゃる方が多い中、U野さんの考え方は違って
いて、「世界中どこのチャイナタウン行っても広東語じゃないか?」だって。たしかに、
以前ワシントンのチャイナタウンに行ったときに広東語が通じて驚いた記憶があります。