ピカソの絵

今ピカソの原画がＩＦＣモールに来てます。入場料取るところではなく、誰でも見られる
ところに飾ってあります。１週間前くらいからあるのかな？撮影禁止でしたので、仕方なく
パンフレットの写真を載せます。香港では芸術を一般人の手の届くところに置きますが
日本ではまだまだ芸術は富裕層のたしなむものというイメージが多いですよね？
例えば、オペラを聴きに行ってかかるコストってＮＹのメトロポリタンでは立見席なら
ＵＳＤ１２ドルで観れます。ジェームスレバインの指揮で、あの面々が出てて、それだけです。
香港でも私は５年前ギドン・クレメルのバイオリンを聴きに行きましたが、その時も
そんなにかからなかったような気がします。ところが、日本人は、有名な演奏家が来ると
なんとしても稼ごうとするため、コストが跳ね上がります。前回の三大テノールのときは
東京ドームで１０万円の席があったとか。詳しくは知りませんが、あんなに音響の悪いところで
そんなにぼったくるなんて、僕は行きたくない。日本は芸術の値段さえ「神の手」に従ってます。
香港をはじめ、諸外国はある程度庶民の手の届くところに置いている気がする。
プライマリーバランスを懸念している私としては文化庁に頑張れとは言いにくいですが、
日本の芸術に対する関心が損なわれないよう祈るばかりです。