霞ヶ関「解体」戦争
- 作者: 猪瀬直樹
- 出版社/メーカー: 草思社
- 発売日: 2008/11/25
- メディア: 単行本
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解説。詭弁で逃れている部分が多く、なにが「無駄」なのかを徹底追求
するのが難しい箇所もあるが、特にバックグラウンドの知識が無くても
簡単に読める。
個人的な感想としては、中学生で三権分立を習ったときから、司法が
行政や立法と独立していなければいけないのは理解できたが、行政が
立法から独立していることに疑問をもっていました。実際独立していない
ように見えたから。でも、これを読むと今の日本の問題が大まかに
浮き彫りになると思います。
もうひとつ、今の民主党は「脱官僚」を示していて、それ自体はいいと思う。
ただ、脱官僚の先をどこにもって行くかをはっきり明示したほうがいい。
無駄遣いを無くすのは皆が言っていることだが、解体した部分を地方に
持っていくのか、民営化するのか、市場原理を働かせるのか、など。