小嶺監督

NHKで国見高校の小嶺監督の特集をやっていた。結構、目からウロコでした。高校サッカーで
全国優勝するチームといったら、トレーニングジムを備えたり欧州から高給のコーチを雇ったり
というイメージがありがちですが、そんな事はないんです。生徒より早く出勤して士気を高めたり
ノートに自分のプレーの反省を書かせて自分で考えさせたりという、誰でも始められることを
きっちりとやっているんですね。しかも監督は当初社会科の先生で今は校長を兼業。彼自身が
偉大なバックグラウンドを持っているわけでもなんでもありません。
私も、子会社でも部下がいる身分。どう指導したら成長するかに毎日頭を悩ませている日々を
送っていますが、一つ感じたのは自分が上司としてスーパースターになろうとするのではなく
ただ当たり前のことをきちっとこなして熱意を伝えるのが指導への近道だと思いました。
指導の行き過ぎはダメ。自分を越える人間を作りたければ、自分が指導するのではなく、自分で
考えさせるのだと…難しい…。