巴筏洛堤演唱會

パバロッティ

訂正…日付2日に修正するの忘れてました。
今日は夜9時からミーティング…をさぼり欠席しまして、行ってまいりました。巴筏洛堤演唱會。
(=パバロッティコンサート)正確には「環球之旅告別演唱會(ワールドツアー・フェア
ウェル・コンサート)」。あのルチアーノパバロッティが生で見られる!というよりもう二度と
見られないため、チケットを買って観に行きました。個人的には、私がまだ16歳か17歳か、今の
半分しか生きていない時初めてNHKFM放送でパバロッティカザルスホールのライブ録音を聞き、
以来虜になってしまっているので、最後のチャンスに行くことにしました。
大司教のように現れたパバロッティ、両手を広げて挨拶をすると座ったまま演奏開始しました。
曲はトスティのセレナータで始まりました。年老いて声質に疲れが見えても自由奔放なリズム感や
豊な表現力は変っていません。しかも歌詞間違えるし…繰り返し部分のSognaをVolaと歌った…
パバロッティらしいといえばらしい。その他「Non t'amo piu」など名曲の数々を披露。
予定にはありませんでしたが「世界平和を願うために」と言ってシューベルトのアベマリアも披露。
そしてオペラアリアの数々。「ラ・ボエーム」から「冷たい手を」「私の名はミミ」「愛らしい
乙女よ」の3曲を続けて、共演のアナリサ・ラスパリオーリと披露。民謡と歌い方が全然違う。
歌っていない部分にまで迫力がある。最初の曲を歌い終えると「ミミ」に繋げるため微動だに
しません。
「トスカ」からはそれぞれのアリアで往年の得意技を披露してくれました。締めはナポリ民謡。
なんとアンコールは「グラナダ」「オ・ソーレ・ミオ」「乾杯の歌」。乾杯の歌では合唱部分を
皆さんが歌ってくださいと言われ、パバロッティと共演するチャンスが!しまった!イタリア語
で歌詞覚えてくるんだった!パバロッティは皆が知ってる曲を皆が最後まで楽しめるようにと
選曲やパフォーマンスをしてくれました。
Grazie Luciano, tu sei nostro sole...
おまけ①:パンフレットも結構良かったです。幼い頃の写真、可愛い少年でした。
おまけ②:香港の上流階級の方たちが一杯来ていた…送迎の車にはベンツが一杯、中には
ローレスロイスも。お年を召された貴婦人がひものような若い男を連れてそこに乗り込んで
ました。どういう関係なんだろ?