建設銀行株
先日、工商銀行の株式を取得する動きがあることを書きましたが、今度は建設銀行。
金融各社躍起になっているようです。
６月17日（ブルームバーグ）：米銀２位のバンク・オブ・アメリカ（ＢＯ
Ａ）は17日、中国の大手商業銀行、中国建設銀行の株式30億ドル（約3270億
円）相当を取得することで合意したと発表した。外国金融機関による中国企業
への投資としては最大規模となる。
発表によると、ＢＯＡは当初、建設銀行株の９％に相当する25億ドル相当
を取得する。建設銀行が年内に株式を公開するときに、さらに５億ドル相当を
引き受け、出資比率を９％に維持する。建設銀行は50億ドル規模の新規株式公
開（ＩＰＯ）を計画している。
ＢＯＡの投資規模は、英銀ＨＳＢＣホールディングスや米シティグループ
の中国投資を上回る。両社も銀行やクレジットカード合弁事業への出資を通じ
て中国進出を図っている。
ＢＯＡは向こう５年半に建設銀行株を買い増し、持ち分を19.9％に引き上
げる権利も有する。広報担当のボブ・スティックラー氏は、ＢＯＡが建設銀行
株を公開価格と同じ価格で購入できるとの米紙ウォールストリート・ジャーナ
ルの報道は否定した。
建設銀行は中国政府から225億ドルの資金注入を受けた2003年12月以来、
持ち株会社方式への再編やリスク管理システムの導入、独立取締役の指名など
を行い、株式公開の準備を進めてきた。建設銀は年内に香港に上場する計画。
