愛・断了線

梁詠蒞・朱孝天主演の2003年の中国映画。たまたま無線機を手にした顔小佳（梁詠蒞）
が受け取った電波は22年後の世界の少年（朱孝天）からのものだったと言うストーリー。
彼は時代のギャップを教えるために、これから起こることを小佳に教えたりするが、
小佳は耳にしたくない話まで知ってしまう（まだ観てない方のために、ここまで）。
とても切ないストーリーです、作者が何を言いたかったのか不明瞭ですがそれは映画を
観た方の判断に任せますと言っているような感じです。
ストーリー以外の感想ですが、さすが中国映画だけあってキャスト以外金かけてない。
悪く言えばセットも何もそこいらにあったもので充分といった感じですが、それでもこれだけの
ものが作れるのか…といった感じです。やたらお金かけてもストーリーがつまらない映画より
ずっといいと思います。あと、1981年の大学生と2003年の大学生の景色が出てきますが、
ちなみに私は90年代に大学生活を過ごしたため、どちらも違和感が無く、時代のギャップに
なかなか気づきませんでした…この差は丸一世代違うんですね…。あと小佳が無線機を勝手に
持ち帰って免許も無く交信してるのは日本では「懲役3ヶ月以内か10万円以下の罰金」で刑法の
刑罰対象になるはずなので、ストーリーと全然関係ないところハラハラして観てました。
（あってるよね？じろさん）中国では電波規制ないのかな…。