香港のCD事情

yoshihironaito2005-05-20

日本でCDアルバムを出すと、ミリオンセラーとかありますよね?日本の人口を
約一億として、100人に一人が買えばミリオンセラー達成と言うことになります。
さて、人口が数百万しかいない香港ではそんなことはありえません。しかも、違法
コピーがちっとも違法でないかのように出回っている香港では、本物の方も100ドル
前後と価格が抑えられています。じゃあ、アーティストはどうやって食っていったら
いいんだー!ということになりますが、戦略的には台湾や大陸のファンを捕まえる
ことや、ちょっとアレンジをしてすぐアルバムを出しなおしたりして稼いでいる
ようです。例えば、私がF.I.R.のCD(同名)を買った時、1ヵ月後に同じCDが
殆ど同じ値段でVCD付きで店頭に並びました。最初のCDを買った私としても
「悔しい!」感から同じCD(VCD付き)を買いたい気持ちになってしまうのです。
ファンだったら間違いなく買う!蔡依林も大ヒット「城堡」のあと、殆ど同じ曲を
ロック系に直して「J9」を発表。しかも「城堡」も2回くらい出してるんです、
最初のが売れたらVCD付きで出しなおしで。最近は梁詠蒞のCDがTVで盛んにCMされていますが
よくよく観ると、過去の名曲(?)のVCDを付けたり、広東語の曲を普通語版に直したりと
なかなか面白いことをやってるんですが、ファンだったらまた買いたくなっちゃうんでしょうね。
…欲しいかも。

ペルファボーレ