よくわかる香港ドルペッグ制廃止

yoshihironaito2005-05-19

HKMAがついに昨日動きました。香港ドルの現在のペッグレート7.8から
レンジ7.75−7.85の目標圏制度へ変更。んっでどこが変わったかと言うと
上限が付いたこと。今までは下限しかなかったのですが、中国元切り上げの
思惑から過度な上昇を抑える意図があったのが一つ、もう一つは、下限が
引き下げられたこと。実際、昨日7.8以上に瞬間的に落ちました。香港ドル
に下押し圧力が合ったのは①人民元に関する過度の期待から過剰投資になり、
切り上げへの期待が薄れると資金流出圧力が増えたこと②米金利と香港金利
金利差が開いたままで、米ドル買い圧力があったから。②については今日、金利
急騰。円では見たことない、中期ゾーン40BP以上の高騰。ありえん。
…なんか、説明がちっとも「よくわかる」じゃなくなっちゃったような気が。