報道ステーション

yoshihironaito2005-04-21

なんか、「香港のデモも暴徒化した」とか流したらしいですね、でたらめです。
ご心配なく。香港の生活は安全ですので、念のため。

中国では被害を受けた飲食店のために、中国人の間でカンパが行われたりしている
らしいです。最近では政府側も再三注意を呼びかけて過激な行動を防ごうとしている
ことや、管理している業者が修理を申し出たりとか、温和なムードが広がっているのに、
逆行する報道は気をつけていただきたいものです。

さて、こちらでは日本の番組が見れませんので
よく日本人の方の海外BLOGとか見せていただいているのですが、気になったのを引用させて
頂きます。勝手トラバです、申し訳ないです。(id:bepperさんの記事経由から見ました。)

http://d.hatena.ne.jp/QianChong/20050418

町村氏は会談冒頭のまだ取材陣が撮影をしている中で「ちょっとここで申し上げておきたいことが
ある」と言って、今回の一連のデモに対する抗議と謝罪要求を行った。こういう「本題」を語る
場面を取材陣に撮影させるのは「きわめて異例」なんだそうだ。
そのあと、いったん撮影が打ち切られそうになるなどややもめたのち、李肇星氏の回答も撮影が
許されたのだが、“中國政府從來沒有做過任何對不起日本人民的事(中国政府は日本の人民に
対してなんら申し訳ないことをしたことはない)”と言っていた李氏の様子は、もー顔が
こわばって声もきわめて異様だった。
ふだん李肇星氏がどういう話し方をする人なのかは知らないが、あの独特の表情と声色は駆け
出し通訳者の私でも身に覚えがある。あれは「メンツをつぶされた華人」の顔だ。

このあたりはこちらのメディアでは気づきませんでした。しかし、私は後半の出来事に関する記事
を同僚に訳してもらいました。
「セキュリティが報道陣を退席させようとすると李外相は『ちょっと待ちなさい』と言って
報道陣に取材させたまま会談を続けた」(わざと報道させる効果を狙った模様)
李外相はどんなときにも笑顔を絶やさない人だったらしく、この外相会談が彼にとって初めて
笑顔を見せなかった会談となり、傷の深さを印象付けたそうです。