反日裏事情

反日デモ中国共産党が仕掛けたのではないかとの思惑があることから、新聞には書かれて
いない観測記事を書きます。あくまでも観測記事ですが、的を射ていると思いますので。
今の共産党胡錦涛温家宝体勢になってから1年半、一番彼らが求めているのは安定的な
経済成長です。ところがまだ政権交代から日が浅いため、旧江沢民派が現政権の隙を狙って
います。韓国が竹島問題で日本に公に対抗姿勢を示したのに対し、元中国政府が日本に対し
有効姿勢を崩さないことが、旧江沢民派の付け入る隙となったわけです。現体制側は公に
立場を翻すことが出来ないため、民衆を使って暴動を起こし、その後の日中外相会談という
強硬姿勢を誇示できる場を自ら演出したと言うわけです。その証拠に政府は外相会談が成立
するまで、一切の介入を避けてきました。知識人が先導的な論文を公表するのも、時に
裏に政府がいることが多いそうです。
ちなみに、中国にとって本当に日本と話したいテーマは台湾問題。日本が台湾の独立を幇助
しかねないというのが元中国の最大の懸念です。でもそんなことをはっきり言えないから
大義名分として、使われていない教科書や60年以上前の歴史を掲げているわけです。彼らは
台湾の前首相が靖国神社参拝したことや、経済的なつながりが日台で強力なことが懸念される
訳です。米国が軍事力を提供し、日本が経済力で援助すれば台湾は充分独立できる力を持って
いますから。それが最大の関心事であることは別の視点からも分かります。台湾の国民党の
連戦氏が北京へ終戦協定をしに行ったのは何故か?与党の民進党をさしおいて。答えは簡単、
共産党は宿敵国民党とも「反日」と言う意味で結託する必要があるから。与党民進党親日
親米で共産党とは協定を結ぶのが困難との判断からだ。