還珠格格

DVDで第1部全24話、第2部全48話を全部観ました。私がこのドラマにはまった理由①、
日本のドラマでは、得られない感覚があったからです。前に日本で言うと「水戸黄門」
に似ているという話をしましたが、全話で「世の中で一番大切なものは許すこと」と
いうテーマが流れています。水戸黄門と同じなのは、どんなに悪いことをした人も
結果的には許すということです。さすがに99年ごろの中国で流行ったというだけあって
模範的な人間達が主人公達。自分を犠牲にしても他人を思いやったり、何の能力もない
召使がいつも主人を心配して菩薩様に祈っていたり。


はまった理由②
もう一つは主題歌が気に入ったから。たしかタイトルは「当」。
ちょっと訳してみましたが、間違ってたらこっそり教えて下さい。

山が崩れてしまうとき　川は流れなくなる　　時間は止まってしまい　昼夜の区別もない
天地にある万物でさえ　虚無と化すだろう　　それでも僕は君の手を　離すことはしない
君のやさしさが僕には　一番守りたいもの
太陽が昇らなくなる時　地球はもう廻らず　　春夏秋冬ももはや無く　草木が枯れ果てる
でも僕は君と別れない　別れる事はしない　　君の微笑が僕にとって　最大の春恋だから
（以下略）

日本語にするとだっさーい。
はまった理由③
中国語の勉強になる。漢詩の替え歌や同じピンインの言葉探し、なぞなぞが出てくるので
頭の体操になる。おまけに慣用句の駄洒落まで出てくる。馬の尻尾で琴を作ろうとして、
馬の尻尾の毛を抜くシーン。抜こうとして小燕子が「ケチ（一毛不抜）」という言葉を
はき捨てますが、毛を一本も抜かせないという言葉とかけています。